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入試情報

Rits Net(全学入試情報)

FAQ

Q1:どのようなコースですか?

A1:現在,自動車や家電製品,健康機器など,さまざまなモノにコンピュータが組み込まれています。バーチャルリアリティやロボットも,近い将来,身近な存在になるでしょう。本コースでは,モノにコンピュータを組み込むメカトロニクス技術,効率的な操作方法を提供するヒューマンインターフェース技術,現実に近い感覚を人に与えるバーチャルリアリティ技術に関する教育と研究を行います.コンピュータを活用した豊かな社会を実現する人材の育成を目指しています.

Q2:「実世界情報」とはどういう意味ですか?

A2:近年,将棋や囲碁で人工知能が名人に勝ったことが話題となりました.膨大なデータを高速に処理できるコンピュータは,将来,人間に代わって仕事を行うようになるだろうと予想されています.しかし,実世界の情報は,将棋や囲碁のように単純な世界ではなく,環境に含まれるさまざまな要素が時間的に変化する複雑さをもっています.また,コンピュータによってモノを動かす様式も,将棋や囲碁ほど簡単ではありません.たとえば,洗濯物を人間と同じスピードでたたむロボットが未だ実現されないことは,実世界における行動は単純ではないことを物語っています.コンピュータを実世界で役立てるためには,実世界の情報を計測する技術と,実世界に働きかける技術が必要です.「実世界情報」はコンピュータと環境やヒトを結びつける技術を意味しています.

Q3:どのようなことを学ぶことができますか?

A3:コンピュータ,プログラミング,人工知能などの情報技術の基礎に加えて,環境やヒトの情報を計測し,解析する技術,コンピュータに情報を入力したり,コンピュータから情報を取り出すためのインターフェース技術,コンピュータによってハードウエアを動かす技術などを学ぶことができます.

Q4:他コースと比べてどのような特徴がありますか?

A4:家電製品,自動車,ロボットなど,実世界のモノにコンピュータを組み込むために必要な知識を,講義だけでなく,実験によって習得し,実践的に学ぶことが出来ることが特徴です.画像処理,マイコン制御,コンピュータグラフィックス,モバイルコンピューティング,バーチャルリアリティ,ロボット制御,認知心理などの実験を行います.

Q5:授業の特徴は何でしょうか?

A5:自ら課題を見つけて,技術によって解決手段を考案する能力の育成を目指して,PBL(Problem-Based Learning)を多くの授業で取り入れていることが本コースの授業の特徴です.

Q6:コンピュータやシステムの知識を身につけることができますか?

A6:はい.コンピュータ,ソフトウェア,ネットワークなど情報システムに関する基礎技術を習得したうえで,実世界情報に関する技術を学ぶことができます.

Q7:面白い研究はしていますか?

A7:もちろんです!実世界コースの全教員は研究が大好きで,熱意を持って日々研究に取り組んでいます.詳しくは各研究室のホームページをご覧ください.

Q8:卒業後の進路は?

A8:まだ,コースを卒業した学生がいないため実績はありませんが,各教員がこれまでに指導した学生は,コンピュータ,ソフトウエア,ネットワークなどの情報関連企業の他に,自動車,電機などの製造業,銀行,電力会社,官公庁などさまざまな分野で活躍しています.

Q9:どのような資格がとれますか?

A9:基本情報技術者やソフトウエア開発技術者の資格が授業やエクステンション講座によって取得しやすくなっています.また,「情報」の教員免許が取得できます.

Q10:高校でどのような知識を身につけておけばいいですか?

A10:数学や物理などの理系科目だけでなく,現代文や英語などの文系科目も大切です.情報技術は日々進化しています.新聞や雑誌などを読んで,最新技術に関する知識を身につけると良いでしょう.